ルート
エリア07
観音平~天女山
―八ヶ岳横断歩道を歩くー
○参考タイム・・6時間半 ○歩行距離・・約12km ○難易度・・★★★
コースの特長
編笠山の登山口としても利用される観音平をスタートに南八ヶ岳の中腹を横断します。平成14年に開通した八ヶ岳横断歩道は、看板等良く整備されていますが、登り下りのある山中の道なので、靴は軽登山靴が良いでしょう。途中、三味線滝やツバクラ岩、展望台、天の河原など、地名の由来を楽しみながら天女山に到着です。
エスケープルート>何箇所か八ケ岳高原ライン(八ケ岳横断自動車道路・八ケ岳公園道路)に下る道筋があります。八ケ岳高原ラインに一番近いのは、中尾根の宮川西沢へ下る道(八ヶ岳横断道路道標12)です。
服装・靴>
このコースは木の階段や遊歩道も含みますが岩がゴロゴロした登山道も一部ある長いコースですのでトレッキングシューズがお勧めです。使い慣れた方はトレッキングポール(ストック)使用するのも良いでしょう。
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三味線滝 | 天の河原 | 天女山 |
おもなポイント
◆八ヶ岳横断歩道
八ヶ岳のほぼ中腹を横断するコース。標高1450m~1800mを横断する16kmにおよぶトレキングルートで、平成14年に全線開通し、見処もありナンバーのついた立派な道標が整備されている。
◆観音平(権現岳・編笠山登山口)
標高1560mで権現岳、編笠山の登山口として利用され駐車場がある。古くは「堂平」と言い権現岳檜峰神社の遙拝地だった。似たような標高で天女山、美し森も遙拝地だったと思われる。
◆三味線滝
細い糸が数本張られているような流れる水の様子から三味線滝と呼ばれています。高川となって麓へと流れている。
◆つばめ岩
岩ツバメが多く生息していたためこの名がつけられ、地元の昔話にも出てくるほど古くから呼ばれて親しまれている。
◆ツバクラ岩
鹿などの野生動物の隠れ岩となっていて、多くの痕跡が見られる。急な岩場に木製の階段がつけられていて巨大岩の近くまで近寄ることができる。
◆馬頭観音
馬頭観音立像で台座にご詠歌が刻まれている。地元では、その昔弘法大師が八ケ岳に登ろうとしてこの尾根を登っていたところ、山から下って来る観音様に出合ったところから出合い観音と呼ぶようになったと言われている。
◆天の河原
八ヶ岳横断歩道の中で一番標高差を体験できる場所で、休憩ポイントに最適。南アルプスや山麓の展望が素晴らしい。三ツ頭を経て権現岳へ向かう登山道へと続く。
◆天女山
標高1529m。八百万の神が集まり、天女らが舞いを舞ったという伝説に由来する。駐車場から降りたところに東屋と大きな石碑がある。
周辺のポイント・見処
(編笠山)
八ヶ岳連峰の南端の峰。標高2523.7m。コースタイムは登山口観音平から約5時間半。山梨百名山の一山。
(平山郁夫シルクロード美術館) ☎ 0551‐32-0225 火休 冬期要問合せ
<案内所・立寄処>
・甲斐大泉温泉パノラマの湯 ☎ 0551‐38-1341
・アクアリゾート清里 ☎ 0551‐48-555
地図
↓概略地図
↓詳細地図(※画像をクリックするとPDFが開きます)